サルマ・ヘンリー ウマノスズクサ科
サルマ属

別名:タカアシサイシン
漢字名:高脚細辛 (中国名:馬蹄香)

サルマ・ヘンリーは中国の中南部の標高600〜1000メートルぐらいの
林の中や土手などに自生する多年草でオナガギフチョウの食草だそうです
カンアオイ属の近縁種で1属1種でウマノスズクサ科の中でも原始的な植物だそうで
国内では自生している物は稀にしか見られないとのことです
草丈は50〜100センチほどで葉や茎には微毛が沢山生えて
葉の大きさは幅8〜12センチ長さ8〜12センチで心形をして対生します
葉の柄は3〜10センチほどで基部は茎を抱き節は見えません
花は黄色い3枚の花弁と3枚の萼片から構成され花径は20〜40ミリになります
花期は4〜7月です
種、株分けで増やすことが出来るようですが
国外のサイトでは挿し芽で簡単に増やせると記されていましたが
茎に節らしい部分が見られずどこから切り取るか疑問です

2008年5月に横浜市内の林縁で見つけましたが
この黄色い花が咲いていなければ気づかなかったと思います
周囲を探したのですがこの1株だけしかなく
どうしてここに生えてきたのか不思議です
夏には下草とともに刈り取られてしまうでしょう